山野草

山野草

こだわりの完全有機農法 原種野菜

多種多様の食品摂取で栄養バランスを

1日30種類の食品で栄養バランスを

野菜の色や形が違うように、栄養成分もそれぞれ異なります。一つの野菜(栄養素)を多量に摂取しすぎると、栄養の偏りからくる栄養失調に陥る場合もあります。色々な種類のものを少量ずつ摂ることで栄養のバランスがとれ、それぞれの栄養素の相乗作用で栄養効果が発揮されます。
これが実践できれば体に必要な栄養素をほぼバランス良く摂ることが出来ます。ただ、なかなか食事で摂取することは困難なのが現状のようで、それを補うために色々なサプリメントなどに頼る傾向があるようです。

グリーン製品に含まれる植物(一部)

磐石のグリーン製品に使われている植物(山野草)の一部をご紹介させていただきます。自社直営農場で完全無農薬で栽培しているものや、野山に採取しに行っているものです。 それぞれに様々な健康作用があります。

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    【あい・藍】

    「藍染め」の原料になる藍。タデ科に属する植物で葉緑素が多いのが特徴です。
    ※藍染めを作る時、汁を炊き出すと茶色の染汁になります。これに漬け込んで藍染めを作るのですが、「藍色」の青は、布が空気に触れた瞬間に空気中の酸素と反応して藍色に変色します。

    藍(あい)

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    しそ

    香気(シソアルデヒド)、βーカロチンを含みます。
    強い防腐作用があります。ブドウ球菌に対して強い抑制作用があります。刺身のつまなどに食中毒の予防も兼ねて添えられます。食中毒の増える梅雨時期に出来る植物です
    天ぷら、酢の物、ジュースなどにして。

    しそ

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    たんぽぽ

    カリウム、カルシウム、鉄、ビタミンA、タンニンなどを含みます。
    浄血作用があり、心臓病、胃腸病・胃酸過多などに良いとされてます。
    花は天ぷらに、葉は佃煮に、根っこは「タンポポコーヒー」にされます。

    「タンポポコーヒー」
    タンポポの根はとても苦いのですが、これを弱火で8~10時間煮詰めると甘くなる瞬間があります。苦みも少し残っており、これにお湯をさして飲むと「コーヒー」のようになり、美味しく頂けます。

    たんぽぽ

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    大麦若葉

    でんぷん質、ビタミンB1、ミネラルを多い植物です。
    糖尿病や便秘、美肌に効果があり、成人病の予防として肝臓障害、喘息、腎臓強化、塩分のとりすぎを防ぎます。
    葉緑素(麦緑素)として、単体で商品化されているものもあります。

    大麦若葉

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    ビタミンC、ビタミンA、ビタミンK、葉緑素などを含みます。
    眼底出血や脚気、膀胱炎、二日酔い、火傷、虫刺され、解熱などにも良いと言われています。
    「青葉の頃に柿の木にもたれかかるだけで健康になる」「柿のみが赤くなると医者が青くなる」などのことわざがあるほど、昔から体によい植物の代表とされています。
    特にビタミンCは、ほうれん草の10倍、レモンの20倍もあります。

    柿の実は冬に向かい体力をつけなければならない時期に、コクのある食べ物としてとれます。
    柿の葉はお茶として、また若葉の頃は天ぷらにして食べられます。
    また、奈良の「柿の葉寿司」などとしても利用されています。

    柿

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    ミネラル(鉄、亜鉛)カルシウムを含みます。
    消炎、利尿、咳止め、滋養強壮、高血圧、動脈硬化などに良いと言われます。
    桑の葉はお抹茶の主原料にも使われています。

    桑

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    人参木

    製油などが含まれる。
    腎臓に良いと言われ、利尿作用があります。強壮、食欲不振、消化不良、手足の冷え、下痢などにも良いとされています。
    昔から腎臓病の特効薬として熊本では『細川藩門外不出の薬草』とされていました。
    「ニンジンボク」という名前ですが、ニンジンとは関係がなく、一説には当時「朝鮮人参」が体に良いとされていたため、体に良いこの植物を「ニンジンボク」と呼んだようです。

    新芽の赤いところは天ぷらにして、茎や葉をお茶として、若葉は佃煮にして食べます。

    人参木

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    ケール

    カルシウム、ビタミンA。ビタミンB2、ビタミンCを豊富に含みます。
    頭痛、肩こり、イライラに効果があります。
    キャベツの原種で、葉を巻きこまず太陽光をたっぷりと浴び、ミネラルも豊富で栄養価も高い野菜です。青汁の原料として使われます。
    体のバランスを整えてくれますが、キャベツに比べるとごわごわした食感であまり美味しくありません。
    とても虫が付きやすく、無農薬栽培が難しい野菜です。農場では細かいメッシュの網をかぶせて対策をしています。

    ケール

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    モロヘイヤ

    ビタミン、ミネラルを多量に含んでいて、各種栄養素は他の野菜に比べて群を抜いて多く含まれます。
    「エジプト王家の野菜」と呼ばれ、過剰なコレステロールを排出し、脳血栓の予防や心臓血管を丈夫にします。
    エジプトの王が病にかかりどんな薬を飲んでも治らなかったのが、「モロヘイヤ」のスープを飲むと良くなったという話から、健康野菜として最近ではよくスーパーなどでも売られるようになりました。

    天ぷら、おひたし、酢の物、スープなどで食べます。

    モロヘイヤ

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    タラの木

    ビタミン、ミネラル、タンパク質を含みます。
    糖尿病、腎臓病によいと言われています。
    新芽は「山菜の王様」と言われ、天ぷらや佃煮にして食べます。
    タラの木の皮と根っこの皮を20分くらい炊き出してお茶代わりに飲まれると、糖尿病に良いとされています。単品では飲みにくいため「トウモロコシ」や「オオバコ 」「人参木」「カキドオシ」などとブレンドすると飲みやすくなります。

    タラの木

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    セロリ

    ビタミンCを多く含み、高血圧、月経不順、喘息、結核、頭痛、糖尿病、ノイローゼ、リュウマチなどに良いとも言われます。
    写真のセロリはセロリの原種で、一般的には茎が大きく育つように品種改良されています。元々はセリ科の植物で、葉が大きく育ちます。

    セロリ

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    クコ

    ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、必須アミノ酸などを含む。
    便秘、解熱、強壮、疲労回復、糖尿病、動脈硬化、老化防止によいと言われます。
    「クコを知らずして漢方を語る無かれ」という言葉があるくらい、昔から薬として用いられてきた植物です。
    葉や茎は刻んで干して「クコ茶」にして、秋に出来る赤い実は、干して薬膳料理やクコ酒にします。
    干したものをそのまま食べても、ほのかに苦みがありますが美味しく頂けます。

    クコ

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    アカザ

    ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンCを含みます。
    歯痛や便秘、高血圧、喘息、虫刺されに効果 があると言われます。
    雑草として知られていますが、味は癖が無く、おひたしにして食べたりします。

    ※アカザは無駄枝が出ず、杖に最適な植物です。秋になると葉を落としてサンドペーパーで綺麗にして農場の近くの老人ホームの方にプレゼントさせて頂いたりしています。

    アカザ

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    マコモ

    ビタミンB1、ビタミンB2、カルシウム、葉緑素、鉄分などを含む。
    防腐作用に優れていて、利尿効果があり、また皮膚病に良いと言われています。
    水辺に生息するイネ科の植物で、マコモの酵素が体を温め冷えにくいことから、「マコモの酵素風呂」として使われます。
    ※マコモ風呂
    マコモの酵素に殺菌作用があり、10日位はお風呂のお湯を代えないで入ります。
    お湯はラドン温泉のような感じで、体が温まり、冷えにくくなります。マコモの酵素の作用で臭いはないのですが、色は黒くなりどろどろします。

    マコモ

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    ウド

    ミネラル、タンニン、ビタミンB郡、ビタミンCを含みます。
    頭痛、風邪、リュウマチ、強壮、解熱、神経痛、痔等に良いと言われています。
    新芽の天ぷらは山菜の王様と言われる「タラの芽」によく似ています。根の白い部分は酢みそなどで食べます。

    ウド

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    アシタバ

    「今日摘んでも明日にはもう新しい芽が出ている」と言うくらい強い植物と言うことで「明日葉」という名前が付いたと言われます。
    生命力が強く、根を付けたまま抜いておくとまた自分で根をはって起きあがってきます。
    各種ビタミン、ミネラル、タンパク質を含み植物には珍しいビタミンB12を多く含んでいます。
    高血圧、利尿効果、貧血防止に効果があるといわれます。
    原産地の八丈島では、特産品としてお茶やうどんなどに加工して販売されています。
    サラダやおひたしにして食べられます。

    アシタバ

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    平家大根

    ビタミンC、ビタミンA、無機質、ジアスターゼが含まれています。
    胃腸病全般 、糖尿病、胸焼け、二日酔い、風邪の解熱に効果があります。
    ビタミンCの含有量 は根の7倍あります。
    民間療法では、風邪の解熱に葉を氷嚢代わりに頭に乗せ熱を下げます。 ※写真の大根は平家の落人の里「五家荘」から持ってきたもので、大根の原種といわれる物です。根が赤く皮をむかずに酢の物にすると、見た目も綺麗でとても美味しくいただけます。

    平家大根

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    人参葉

    カルシウム、脂肪なども含まれます。
    成人病の予防、喘息、更年期障害、火傷、疲労回復、心臓病、貧血、強壮などに良いと言われています。
    天ぷら、白和えなどで食べます。

    人参葉

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    レンコン

    デンプン、ミネラル、ビタミン類を含みます。
    気管支系、強壮、血圧に良いとされます。

    熊本では細川忠利公が病弱だったために増血作用のある芥子レンコンが考案されたと言われています。

    レンコン

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    シモン1号

    ビタミンK、カリウム、カルシウムを多く含み、糖尿病、血圧などに良いと言われています。
    サツマイモの一種で、そのまま食べてもあまり美味しくありませんが。サツマイモの3倍の重さがあります。

    ※熊本県天草地方の倉岳町の名産品です。

    シモン1号

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    ビワの葉

    各種ミネラル、タンニン、ビタミンB1、ビタミンCを含みます。
    腎臓、胃腸病、肝臓、百日咳、疲労回復、食中毒、夏バテに良いとさます。
    また筋肉痛にも良いと言われ、ビワの葉を患患部に置き、その上からお灸をするとビワの葉エキスが浸透してその効果を発揮する「ビワの葉温灸」も行われています。
    長距離を旅行する時などに、靴の中にビワの葉を一枚敷いておくと、足が疲れにくいという民間療法もあります。

    ビワの葉

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    熊笹

    葉緑素、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンK、カルシウムを含みます。
    血液を弱アルカリ性にする性質を持っており、脳血栓や脳溢血などの血栓予防に良いと言われます。

    熊笹

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    ヨモギ

    アデニン、コリンなど含みます。
    熱冷まし、利尿効果、婦人病、更年期障害などに良いとされます。
    ヨモギの葉を陰干しして、煎じてお茶にしてヨモギ茶として飲みます。少し飲みにくいですが、柿茶などをブレンドして飲むとバランスもとれて良いでしょう。
    草餅などの材料としてポピュラーですが、山菜以外の利用価値も高く、若いときの葉を乾燥させて入浴剤にすると、体が良く暖まる「ヨモギ風呂」になります。
    また、葉の裏側の綿毛を集めてお灸の「藻草」にしたりもします。

    ヨモギ

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    ツルムラサキ

    カルシウム、カリウムが、リン、ナトリウム、鉄分などのミネラル、ビタミンA、ビタミンE、葉緑素などが豊富に含まれます。
    胃腸病、貧血、肝臓に良いと言われます。
    セイロンのほうれん草と言われ、栄養価が高く、夏場の野菜が少ない時期に出来ます。
    おひたしやサラダ、汁物などにして食べると良いでしょう。
    プランターなどで簡単に栽培できます。

    ツルムラサキ

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    オオバコ

    食物繊維など。
    利用効果があり、むくみ、喘息、風邪、腸炎、便秘などに良いと言われます。
    オオバコ茶などにして。

    オオバコ

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    エゴマ

    鉄分、リン、ビタミンB、カルシウムを含みます。
    動脈硬化、胃腸障害、便秘などに良いとされています。
    自然食では「幻のエゴマ」と言って珍重されており、東北の方では「十年ゴマ」などとも呼ばれるようです。
    普通のゴマと違い、実は三角形をしています。

    エゴマ

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    カテキン、タンニン、ビタミンCなどを含みます。
    お茶には炎症を抑える作用がありますので、喉が痛いときなどはお茶を冷ましたものに少し塩を加えて「うがい薬」代わりに使うと良いとされます。
    また痒みにも良くお茶で体を拭くなどして利用されています。

    ※緑茶:体を冷やす
    ※番茶:体を温める

    茶

関連商品

グリーン製品の製造工程のご紹介

磐石では、原料の野菜は採れてすぐに処理を行うことで、野菜の持つ力をなるべく損なわない状態で皆様のお手元にお届けしています。

  • 1.「採取」

    朝自社直営の農場から採取します。鮮度を保つため、できる限り時間をおかずに処理を始めます。(写真:モロヘイヤの葉の処理)
    種類ごとに、100kg~150kgずつ処理を行います。

    1.「採取」

  • 2.「熱処理」

    約15秒間熱湯に漬け、殺菌と腐敗変質防止をします。
    これは、魚の生きシメと同じで、新鮮なうちに熱処理することで、野菜の鮮度を保ちます。

    2.「熱処理」

  • 3.「洗浄・冷却」

    2個の水槽で冷却と洗浄を兼ねて念入りに洗います。

    3.「洗浄・冷却」

  • 4.「脱水機」

    水洗いした野菜を脱水機にかけて水分を飛ばします。

    4.「脱水機」

  • 5.「裁断機」

    裁断し表面積を広げて乾燥させやすくします。

    5.「裁断機」

  • 6.「真空冷凍乾燥機」

    真空状態で自己凍結させ、10~20時間かけて40度の低温で昇華(乾燥)させます。
    医学・薬学の分野で使用される乾燥機で物質の原形を保たせ、成分の変質や破壊を防ぐ最も有効な乾燥法です。高コストではありますが、覆水性に優れ、色、芳香、風味なども天然に近い状態で復元します。もちろん、成分も破壊されません。

    6.「真空冷凍乾燥機」

  • 7.「粉砕機」

    乾燥した野菜を微粉末に粉砕します。
    粉末は布袋に入れ、更にフレスコパックに入れて、変質を防ぐために窒素置換し冷蔵庫に保存します。

    7.「粉砕機」

  • 8.「ブレンド」

    全ての野菜の処理が終わるとブレンドします。
    それぞれの野菜を計量して、ブレンド機でブレンドします。